本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

ミニの保安基準について

7月にようやく板金塗装から帰ってきた我が愛車カントリーマンもようやく車検再取得するための準備が先日整いショップに車検手続きをしていただきました。3年前と装備は増えても減ってもなく、外観の寸法変化もありませんので心配はしてなかったのですが、残念ながら『保安基準に達していない』ということで車検証は交付されませんでした。
問題のあった箇所は、ヘッドレストとサイドマーカー(側面方向指示器)両方の無装着の2点。以前のユーザー車検でも指摘されていなかったことですが、これまではお目こぼしがあったのかそれとも最近になって厳正化したのか、とにかくこの不備を直さないと車検証がもらえないとのことで、また日を改めて再挑戦することになりました。
さて、今回トラブった車の保安基準ですが、いい機会ですので過去にどんな保安基準の変化があったのかミニに関係ありそうなところだけ調べましたので書き留めておきます。車の製造年月日が判断基準になりますので、同じスタイル、バージョンでも明暗を分けてしまうこともあります。


昭和44331日以前

(〜1969.3.31

非常点滅表示灯(ハザード)

無くても可

後退灯(バックランプ)

無くても可

座席ベルト

無くても可

頭部後傾止装置(ヘッドレスト)

無くても可

昭和4441

1969.4.1〜)

座席ベルト

運転席に必要。2点式可

頭部後傾止装置(ヘッドレスト)

運転席に必要

昭和44930日以前

(〜1969.9.30

方向指示器

両側面には無くても可


特に細かい指定が無い限りはそれまで無くてもよかった装備は新しい基準では完全に装着が義務になりました。


1969年というワタシにとって非常に関連深いタイミングで保安基準はいろいろと変わったようです。1969年といえば、この年の11月にはミニは1967年10月から始まったMk-兇Mk-靴飽楾圓靴診でした。ウチのカントリーマンはまさにMk-兇涼罎任盧埜經の個体であり、すでにMk-靴飽楾圓靴晋紊12月31日で登録されておりました。この日付の意味を察するに、エステートモデルの最終型がMk-IIまでであったという状況証拠から1969年であることは間違いないと判断し、この年の最後の日付の12月31日で登録したのではないでしょうか。つまりお仲間のMk-兇ヘッドレスト無し、サイドマーカー無し、でも問題なかったとしても、ウチの個体は車検証に記録された製造年月日的にダメなのです。ハザードランプなんぞは納車の時から無くて「あったほうがいいな」と軽い気持ちでイベントの露店で買ったのを自分で装着しましたが、年式的に無くてはならない装備だったようです。


ミニとして他にも参考になりそうなところとしては


昭和461231日以前

(〜1971.12.31

洗浄液噴射装置(ウォッシャー)

無くても可


昭和481130日以前

(〜1973.11.30

外部後写鏡(サイドミラー)

衝撃緩衝式(可倒式、脱落式)で無くても可

右サイドミラーは、年式を問ず不要。左外側付近の交通状況を確認するもの

方向指示器(ウインカー)色

フロント:黄、橙、白、乳白で可。リア    :黄、橙、赤で可


方向指示器(ウインカー)点灯の仕方

点滅式でなく光度が増減する方式(ダブル球)でも可

制動灯(ブレーキランプ)と兼ねては不可

操作装置の表示

識別表示の必要なし


昭和48121

1973.12.1〜)

座席ベルト

助手席にも2点式


頭部後傾止装置(ヘッドレスト)

運転席と助手席に必要


操作装置の表示

ヘッドライト、ホーン、ワイパー、ウォッシャー等のスイッチに識別表示が必要

シフトレバーには変速位置の表示が必要

ウィンカーレバーには指示方向の表示が必要


昭和50331日以前

(〜1975.3.31

窓拭き器(ワイパー)

運転席直前のみでも可


デフロスター

無くても可


昭和5041

1975.4.1〜)

座席ベルト

運転席、助手席は3点式。後席左右2点式可


昭和6231

1987.3.1〜)

座席ベルト

運転席、助手席ELR3点式。後中席2点式可

ELR:通常は乗員の動きを妨げない程度の緩いベルト引込み力を保ち、あらかじめ設定した以上の加速度が加わったとき(緊急時)にロックする機能


ミニのフロントウインカーのガラスレンズは、オレンジ、レッド、クリアの3タイプあったと思いますが、レッドは日本では違反となります。ではクリアはどうかというと年式によっては大丈夫だと読み取ることもできますが、現場の検査官によってはアウト判定になるかもしれません。昔ながらの電球ならばなんとかオレンジ色っぽく見えるから大丈夫なこともあるでしょう。アウトだった場合、法規を持ち出して説明することで判定が覆るかもしれませんが、なにより公道走行で誤認を招き危険なような気がしますので、せめて電球そのものをオレンジ色のものにすべきかなと個人的には思います。

シートベルトもあったほうがいい装備なのは間違いないですが、後部座席用の装着は普段から必要ならばともかく車検のためだけに用意することはありません。


注意すべきは、無くても年式的に問題ない装備でも、装着してあるからには機能しなければならないということ。例えば装着義務のない年式の車両でウインドウウォッシャーのノズルがボディに出てるのに壊れてて機能しなかったりして使えない状態なのはアウトだそうです。


今回の車検は残念な結果でしたが、ウチの個体の英国での初登録年月日が陸運局保管の書類で判明したことだけは収穫でした。22年前に登録したショップ(購入したところとは別でした)も判りましたので、キッカケがあればお邪魔して登録時に提出した書類があったのか、それともなかったのかお伺いしたいものです。

灯火類配線

基本的に外してあったランプ類を元に戻すだけなので何の問題も発生しないはずなのですが、3日にも渡り混迷しました。リアのライセンスナンバープレートの移設により2つあったライセンスランプを1つにしたのでリアにあった配線は、+と-のコードが一本づつ余ることになります。
これがつい先日に外したばかりならば間違うこともなかったのかもしれませんが、なにせ三年前のこと。どれがどれやら。
『配線コードは色分けしてあるので間違うはずないでしょ?』
全くその通りです。ただし「色が判別できれば」ですけれど。
ミニの配線コードの色分けには何パターンもあるのですが、それよりも大まかに2パターンに分けられる違いがあります。
被覆の違いによる「ビニールと布」のパターンです。
古い車輌で注意すべきは、布被覆がボロボロに劣化して無くなってしまうと内側のビニールだけになってしまうことです。ビニール被覆そのものが残っていれば取り違えることはありませんが、この布の下のビニールの色が「黒」なので、アースと間違えて取り扱わないようにしましょう。
ワタシはこの黒く見えたコード(本当は+である布被覆のRコード)を間違えてボディアースに流してしまいました。
この状態でライトスイッチをONにしますと、ショートしてエンジンルーム、ウォッシャータンクの上あたりにあるラインヒューズが切れます。この間違いに気づくのが遅れて菅ヒューズを取り替えては飛ばしの繰り返しで3本は飛ばしました。

今日はその不具合を解決させたので、車検対応接続は残るはアース不良のリバースランプを残すのみとなりました。

長モノとナンバープレート

空いた時間でちょこちょこと記事にするほどでもない細かい復旧作業が続いたので、作業何日目かは省略です。その作業のうち、前後メッキバンパー装着を終えたので今回はそれに関連する話題です。

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ここ日本でのミニ愛好家界隈では長モノと呼ばれるミニのバン、エステートのロングモデルですが、ライセンスプレート(日本ではナンバープレートという呼び方のほうが一般的でしょうか)の取付方は左右2つに分けられたリアバンパーの間に配置されるという形になっております(ピックアップについては「つづき」にて後述)。

こうなっているのはミニの生まれた英国のライセンスプレートが基本的に横長でありリアドア(観音扉)には収まりきらないために下のほうにバンパーと横並びに配置したのかと思われます。

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しかし、実は英国のライセンスプレートは、オースチン・ヒーレー・スプライトや、MG・ミジェットなどで時々お見かけする、もう少しスクエアなタイプもあるっちゃあるので、そっちにすればリアドアにも収まったはずなのですが、そうしなかったのには他に理由があったのでしょうか。

それで、ワタシは昔から思っていたのですよ。わりとスクエアで縦の長い日本のナンバープレートを本国仕様にならって取り付けるのは理由があってのことで仕方ないことだとしても、ちょっとリスキーだな、と。

荷物満載での買い物帰りにショッピング施設から公道に出る時の段差に「ガリッ」。(切り下げには斜めに進入し、過積載しないようにするなど、クルマの特性を踏まえた運転をしましょう)


駐車場とかによくある輪止めに気づかず後退して「ガリガリガリ」。(駐車枠にキッチリ入れないのも悪いのですけど)

おかげでウチのカントリーマンのナンバープレートは曲げては戻しの繰り返しで波打ってました。リアなので封印があるため一旦外してしっかり修正というのもままなりません。

なにか解決策はないものだろうか、と常々思っておりました。運転に気をつけるべき、というのはおっしゃるとおりですが、元からある状態に疑問を感じ物理的な改善策を考えてみるのは、あらゆる場面で必要なことなのではないでしょうか。

リアドア、いわゆる観音扉(作業5日目)

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今日は観音扉に窓とロックシステムを装着。シリコンスプレーで濡れた手で窓装着に苦闘した痕跡がそのままなのはご勘弁を。昨日のリアサイドウインドウにもロックを付けたので、防水性と防犯性はなんとなく揃ったことになります。ルーフアンテナも付けたので、残る穴はウッドトリムの取付穴だけとなりました。あ、あとリアドアにバッジも着けなくては。今度は本来のオースチンに戻す予定です。ウッドトリムの穴はグロメットで仮留めしてしまえば雨晒しにしても心配ないハズ。穴埋めできたらそのうち水をかけてテストしてみましょうか。
今日の作業での難点は、リアドアのシールが新品でもないくせに扉を完全に閉めるのがやたらキツかったこと。元に戻してるだけなのになぜなんでしょう?ロックシステムの突っ張り棒の長さか角度の調整が元通りではないのかもしれませんが、それにしてもキツい。社長の手を借りて二人掛かりでとりあえず閉めておいたので、しばらく経ってシールの当たりが馴染んでくれていることを祈ります。

後部スライド窓(作業4日目)

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画像は地味ですが、両側後部のスライド窓が入りました。
これがなかなかの難作業。
日本家屋に住んでいればお馴染みの襖や障子のような造りでは、戸を上方の鴨居のほうにちょっと持ち上げれば下方の敷居の段差から解放されるので外すのも嵌めるのも簡単なのはみなさんご存知のことでしょう。
しかしながら、このミニのスライド窓に限らず、これが英国式ということなのか、スライド式ガラス戸の付いたキャビネットなどの家具であってもそのような仕組みにはなっておりません。戸や窓を取り外すときは下側の敷居部分は一連托生、まとめて同時に脱着する方式なのです。
ロアチャンネル交換は2度目でして、その時10年くらい前には悩むことも無かったのですが、近年入手した下チャンネル含め全チャンネルは裏面に糊の着いた接着タイプになったことでちょっと作業が難しくなりました。
『接着面の剥離紙を外すと糊のせいでボディ側に滑らせられない』のです。
フロントの場合では、ロックのためのクロムメッキのストリップも加わることで問題は発生しなかったのですが、リアにはそのような機構はなくロアチャンネルは剥き出しです。
ガラス窓2枚を乗せたロアチャンネルは重くなるので、サッと終わらせたい作業です。モタモタしているとガラス窓を落としそう。フロントはまだしもリアはなるべく独りではオススメしない作業です。
そこで、ワタシとショップ社長の共同作業で辿り着いた解決策は、
・リアロアチャンネル接着面に薄めた界面活性剤を塗りたくる。
でした。スモークシートなどを窓に貼るテクニックと同じです。
それから本作業でやるべきことはまだあります。
・各チャンネルの長さ調整はガラス窓抜きで念入りに(単独ではジャストサイズになっていますが、4本まとめて入れるとなると長すぎます。下側は必ず水受けとして機能させるべく可能な限りフルサイズにして仮装着、次に縦2本を仮装置、最後に上側を調整するといいでしょう。後方縦チャンネルと下チャンネルとの繋ぎ目の角度を合わせるための小カットも必要です。上側の繋ぎ目は手を抜いても問題ありませんが、理由は隠れてしまうからというより水と触れることがないからです。切断は目の細かいノコギリか鉄ヤスリで筋付けしてからのニッパーか金切鋏がいいでしょう)
・最後方の縦チャンネルはボディ形状に合わせて僅かに湾曲させる
・ロアチャンネルには水抜き用の穴を空ける(今回入手したフロントウィンドウの下チャンネルにはあらかじめ穴が空いていたが、リアウィンドウのには無かった。穴空けには素材を巻き込んでしまうドリルではなくポンチのようなものがいい。形状の修正には鉄ヤスリ使用)
・リアロアチャンネルは、両端には水を塞きとめる何かが必要(本作業は失念していました。今にして思えば切断で長さ調整するのでなく、折り返してしまえば一石二鳥だったかも。後日忘れずにに追加作業しますので、その時は別記事にて投稿します)

〈装着方法〉
  1. 上左右の3本のチャンネルを装着
  2. 下チャンネルにスライド窓2枚を乗せたまま、ボディ外側から窓を上チャンネルに差し込み持ち上げながら下チャンネルをボディに滑らせるように嵌め込み
  3. スライド窓の閉まり具合を確認。必要ならば各チャンネル位置や溝の間隙を調整

接着タイプになったことでアッパーチャンネルのネジ留めは省略できました。サイドも省略できたかもしれませんが、ちょっと心配だったのでこれはネジ留めしました。


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1969
Austin
Mini Countryman
Mk-II

`97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。乗っている時間よりも修理やカスタムしている時間のほうが圧倒的に長い。2018年秋に車体色をアイランドブルーからマルーンに変えました。

 
1986
RENAULT
4 GTL

`06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

 
1996
FIAT
Panda CLX

D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


1990
RENAULT
express GTD

`11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


1974
DAIHATSU
Solex 5000

前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

FullSizeRender
2010
ABARTH
500 esseesse

旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


1971
Sabotage-soup
Suze(管理人)

「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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