本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

リアドア、いわゆる観音扉(作業5日目)

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今日は観音扉に窓とロックシステムを装着。シリコンスプレーで濡れた手で窓装着に苦闘した痕跡がそのままなのはご勘弁を。昨日のリアサイドウインドウにもロックを付けたので、防水性と防犯性はなんとなく揃ったことになります。ルーフアンテナも付けたので、残る穴はウッドトリムの取付穴だけとなりました。あ、あとリアドアにバッジも着けなくては。今度は本来のオースチンに戻す予定です。ウッドトリムの穴はグロメットで仮留めしてしまえば雨晒しにしても心配ないハズ。穴埋めできたらそのうち水をかけてテストしてみましょうか。
今日の作業での難点は、リアドアのシールが新品でもないくせに扉を完全に閉めるのがやたらキツかったこと。元に戻してるだけなのになぜなんでしょう?ロックシステムの突っ張り棒の長さか角度の調整が元通りではないのかもしれませんが、それにしてもキツい。社長の手を借りて二人掛かりでとりあえず閉めておいたので、しばらく経ってシールの当たりが馴染んでくれていることを祈ります。

後部スライド窓(作業4日目)

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画像は地味ですが、両側後部のスライド窓が入りました。
これがなかなかの難作業。
日本家屋に住んでいればお馴染みの襖や障子のような造りでは、戸を上方の鴨居のほうにちょっと持ち上げれば下方の敷居の段差から解放されるので外すのも嵌めるのも簡単なのはみなさんご存知のことでしょう。
しかしながら、このミニのスライド窓に限らず、これが英国式ということなのか、スライド式ガラス戸の付いたキャビネットなどの家具であってもそのような仕組みにはなっておりません。戸や窓を取り外すときは下側の敷居部分は一連托生、まとめて同時に脱着する方式なのです。
ロアチャンネル交換は2度目でして、その時10年くらい前には悩むことも無かったのですが、近年入手した下チャンネル含め全チャンネルは裏面に糊の着いた接着タイプになったことでちょっと作業が難しくなりました。
『接着面の剥離紙を外すと糊のせいでボディ側に滑らせられない』のです。
フロントの場合では、ロックのためのクロムメッキのストリップも加わることで問題は発生しなかったのですが、リアにはそのような機構はなくロアチャンネルは剥き出しです。
ガラス窓2枚を乗せたロアチャンネルは重くなるので、サッと終わらせたい作業です。モタモタしているとガラス窓を落としそう。フロントはまだしもリアはなるべく独りではオススメしない作業です。
そこで、ワタシとショップ社長の共同作業で辿り着いた解決策は、
・リアロアチャンネル接着面に薄めた界面活性剤を塗りたくる。
でした。スモークシートなどを窓に貼るテクニックと同じです。
それから本作業でやるべきことはまだあります。
・各チャンネルの長さ調整はガラス窓抜きで念入りに(単独ではジャストサイズになっていますが、4本まとめて入れるとなると長すぎます。下側は必ず水受けとして機能させるべく可能な限りフルサイズにして仮装着、次に縦2本を仮装置、最後に上側を調整するといいでしょう。後方縦チャンネルと下チャンネルとの繋ぎ目の角度を合わせるための小カットも必要です。上側の繋ぎ目は手を抜いても問題ありませんが、理由は隠れてしまうからというより水と触れることがないからです。切断は目の細かいノコギリか鉄ヤスリで筋付けしてからのニッパーか金切鋏がいいでしょう)
・最後方の縦チャンネルはボディ形状に合わせて僅かに湾曲させる
・ロアチャンネルには水抜き用の穴を空ける(今回入手したフロントウィンドウの下チャンネルにはあらかじめ穴が空いていたが、リアウィンドウのには無かった。穴空けには素材を巻き込んでしまうドリルではなくポンチのようなものがいい。形状の修正には鉄ヤスリ使用)
・リアロアチャンネルは、両端には水を塞きとめる何かが必要(本作業は失念していました。今にして思えば切断で長さ調整するのでなく、折り返してしまえば一石二鳥だったかも。後日忘れずにに追加作業しますので、その時は別記事にて投稿します)

〈装着方法〉
  1. 上左右の3本のチャンネルを装着
  2. 下チャンネルにスライド窓2枚を乗せたまま、ボディ外側から窓を上チャンネルに差し込み持ち上げながら下チャンネルをボディに滑らせるように嵌め込み
  3. スライド窓の閉まり具合を確認。必要ならば各チャンネル位置や溝の間隙を調整

接着タイプになったことでアッパーチャンネルのネジ留めは省略できました。サイドも省略できたかもしれませんが、ちょっと心配だったのでこれはネジ留めしました。


休日の予習

今日から3日間はカントリーマンを預けているショップがお休みなので復旧作業は一時中断。こんな日は今年の初めに買った洋書 FACTORY-ORIGINAL MINI MK I & MK II を眺めてお勉強です。
オリジナルと銘打ってあるからには掲載されているミニの姿は当時の姿そのまま。自分のミニと比べてみるとこれまで受けた修理の際に復元されなかった箇所、欠損しているパーツの存在などが判ります。ただ自分はオリジナル至上主義ではありません。オリジナルに拘り過ぎてしまうと、当時モノの欠品パーツの入手に四苦八苦したり、色替えを始めとしたドレスアップですら御法度になって愉しみのはずの旧車ライフがどうにも窮屈になってしまいます。では自分の所有物なら自由になにをしてもいいのかというと、それもまた違うでしょう。そこには物に対する愛情と尊敬の念があって然るべき。判っていて復元しないのと、知らなくて復元できなかったのでは、物としての結果は同じでも、それを施した人間のほうの中身に差があることが見えてしまうのだとワタシは感じます。これは骨董品との付き合い方に通じるものがあります。

そんな思いで本などから自分のカントリーマンの復活のために参考にするのは例えばこんなところ。パックリF538F847-7E29-4C7A-98F5-1975B5F20BB7
左画像はウチのカントリーマンの以前にシフトブーツが割れた時のものですが、シフトブーツの取付け方に疑問を感じたことはこれまでありません。形としては『フロアパネルにカーペットを敷き、その上にシフトブーツをリテーナーを介してビス留』の順番です。しかし、右画像の文献上のオリジナルは『フロアパネルにシフトブーツを固定してからカーペット』で取付ビスは隠れてて見えません。なるほど、オリジナルのほうが見た目的にスッキリしていてキレイです。シフトブーツは頻繁に付けたり外したりしないので、ウチの個体の付け方は何故にこのようになったのか謎ではありますが、特に意味なんてないのでしょうか。この度このことに気が付くことができたので、新しく入手してあるカーペットに空ける新しい穴の位置と形は正確を期するという課題ができました。アブナイアブナイ。今日この本を眺めていなければ「元どおり」のつもりで適当に乱れた穴空けをしてシフトブーツで覆ってしまうところでした。

Rust Scene(錆びの情景)

カントリーマンの板金作業風景を板金屋さんがその都度、画像を撮っていてくれたのをプリントで分けてもらいました。

今回はその中から「侘び寂び」と表現できなくもない「詫び錆び」の風景を紹介します。

IMG_0390IMG_0385わりと日常のアシとして、雨の日だろうと雪の日だろうと使っていただけに、自分が錆びさせていたのならカントリーマンに「お詫び」しましょう。朽ち果てていくさまに抗わず「ものの哀れ」としみじみ情感に浸ったりせず、無事再生させるので勘弁してください。
それにしても古いパネルの上から新しいパネルを重ねてあるとは驚きでした。そんなことされたら購入時にチェックしようにもわかるはずがないです。 22年前の英国の職人にはちょっと「詫び」を入れてもらいたくもある。

IMG_0391IMG_0387IMG_0389時は変わってこちら日本の職人。錆び箇所が多過ぎて、かと言って見ぬフリもできず作業は大変だったらしい。とにかくフロアパネルの四隅は全滅だったよう。フロアパネルに含まれていない左右のタイヤハウス下部、リアサイドポケットの下部は切り貼りで繋いだそうです。期間と経費はかかりましたが、ボディを歪ませる前に修理ができてよかったとしましょう。最善を尽くしていただいて感謝です。こちらがオーダーしていなかったリアドアまで気がついて直していただきました。

IMG_0384IMG_0386過去を振り返って自分が反省するところはないかと考えてみました。古い車体なのでどこをどう気をつけるも仕方ないところはあるでしょうが、リアサイドポケットの底はサイドシルの一部であるので、覗いてみて錆びが酷かったら要注意でしたね。わりと早い段階から気がついていて、現実逃避的に湿気取り(押入れ用)をリアポケットに置いたりしてたこともありましたが、密閉度のない車内ではキリがないのでやめました。あの段階で根本的に治す決断ができたかというと、治すよりもまずは乗りたかったし、職場環境や住環境など阻害要因がいろいろあって難しかったんじゃないかと思います。

さて、これから。
でも、あのポケット内部ではどうも空気が淀むんじゃないだろうか。また錆びが再発しないかちょっと心配なのでカントリーマンが帰ってきたら定期的に見てみようと思いますよ。

フロントサイドウインドウ(作業3日目)

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前日に引き続き前側の窓の再装着作業、今回は助手席側です。昨日と同作業なので気楽に構えていたらそう簡単にはいきませんでした。

スライドウインドウの再装着は過去に2度か3度の経験はあるのですが、なんとなく適当に付けてしまうとスライドウインドウの動きが渋くなってしまうので今回は慎重に作業しようと心に決めてありました。しかし、付けるべきクロムメッキ製のウインドウキャッチのストリップとかサポートとか呼ばれているパーツが運転席側の同パーツに比べ少し歪んでいるようで正しい位置を特定するのに時間がかかりました。ドア内外方向への位置のズレはウインドウの開閉がスムーズに動くかどうか、ピッタリと閉まるかどうかに影響しますし、進行方向への位置は数ミリずれればキャッチのロックがストップの穴が楕円形であったとしてもうまくカチッと嵌りません。要約すると、窓がスムーズに動いて閉まりきったところでロックがカチッと嵌ることが目標です。復元作業でありながら復元にあらず。必ずしも入手時の位置が正解とは限りません。新車当時の位置でさえも疑ってみてもいいでしょう。

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位置も悩みどころですが、固定方法も悩みました。
自分も含め過去に何度かの装着を重ねたのか、ストリップもドア側にもたくさんのネジ穴があって、その数も、どこの場所の固定位置が正解なのかわかりません。
こういう時にはパーツリストに画像と使用個数が明記されているのが役に立ちます。ちなみにウチのカントリーマン入手当時の固定方法はリベット留めになっていましたが、パーツリストで確認すると、ポジドライブの皿ビスが純正の留め方のようです。数は片方につき3箇所。数が3と分かればだいたいの固定位置は、真ん中、ほぼ等間隔に左右、でしょう。あとは作業時の問題でスライドウインドウを付けた状態でネジを回せる場所ならいいのです。それで推測される新車時の穴位置を狙って固定します。

何度かの仮付けを繰り返し、ロアチャンネルの形状、長さをちょっとだけカットして、窓の滑り具合と密閉度、ロックのかかり具合など十分に確認してから固定しました。苦労の甲斐あって運転席側に続いてこちらもこれまでにない良好な状態になりました。ひどい時には両手で力一杯引いたり押したりしなければならないほど動きは固く、開閉範囲も少なく、閉め切っているのにロックがかからないほどダメダメでしたから大きく改善が成されて大満足です。

今日はここまで。早くもペースダウンですが次回から挽回しましょう。
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1969
Austin
Mini Countryman Mk-II

`97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

 
1986
RENAULT
4 GTL

`06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

 
1996
FIAT
Panda CLX

D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


1990
RENAULT
express GTD

`11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


1974
DAIHATSU
Solex 5000

前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

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2010
ABARTH
500 esseesse

旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


1971
Sabotage-soup
Suze(管理人)

「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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