本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

長モノとナンバープレート

空いた時間でちょこちょこと記事にするほどでもない細かい復旧作業が続いたので、作業何日目かは省略です。その作業のうち、前後メッキバンパー装着を終えたので今回はそれに関連する話題です。

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ここ日本でのミニ愛好家界隈では長モノと呼ばれるミニのバン、エステートのロングモデルですが、ライセンスプレート(日本ではナンバープレートという呼び方のほうが一般的でしょうか)の取付方は左右2つに分けられたリアバンパーの間に配置されるという形になっております(ピックアップについては後述)。

こうなっているのはミニの生まれた英国のライセンスプレートが基本的に横長でありリアドア(観音扉)には収まりきらないために下のほうにバンパーと横並びに配置したのかと思われます。

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しかし、実は英国のライセンスプレートは、オースチン・ヒーレー・スプライトや、MG・ミジェットなどで時々お見かけする、もう少しスクエアなタイプもあるっちゃあるので、そっちにすればリアドアにも収まったはずなのですが、そうしなかったのには他に理由があったのでしょうか。

かたや同じ長モノでもピックアップは観音扉でなく下側に開くゲートなので通常のライセンスプレートを配置するスペースは十分にあるので下のほうには付けませんでした。それにも関わらずリアバンパーが長モノ共通の2ピースなのは、ゲート開閉ヒンジの出っ張りの存在があるからで、だからといってそれに対応するような一本モノのリアバンパーを新規製造することにはならなかったようです。ヒンジを避けたデザインにするとバン、エステートには意味のないものですし、ましてやゲートのヒンジの出っ張りを無くすのは簡単なことではなかったのでしょう。(あえて補足するとサルーンのミニのリアバンパー形状は曲線であり、直線の長モノのリアには合わない)

このせっかく新規設計した2ピースのリアバンパーをバン、エステートにも共有させるために、ライセンスプレートはその間に配置すればいいや、ってなことだったのかもしれません。形状も横長だから『段差を降りるような時に引っ掛ける』などの不具合もなく、なんら問題もありません。それはプレートが『 横 長 だ か ら 』ですけれど。

それで、ワタシは昔から思っていたのですよ。わりとスクエアで縦の長い日本のナンバープレートをここに取り付けるのは理由があれこれあってのことで仕方ないことだとしても、ちょっとリスキーだな、と。

荷物満載での買い物帰りにショッピング施設から出る時の段差に「ガリッ」。

駐車場とかによくある輪止めに「ガリガリガリ」。

おかげでウチのカントリーマンのナンバープレートは曲げては戻しの繰り返しで波打ってました。リアなので封印があるため一旦外してしっかり修正というのもままなりません。

なにか解決策はないものだろうか、と常々思っておりました。運転に気をつけるべき、というのはおっしゃるとおりですが、元からある状態に疑問を感じ物理的な改善策を考えてみるのは、あらゆる場面で必要なことなのではないでしょうか。
ここでさらに紹介したい長モノは、イタリアでノックダウン製造されていたイノチェンティ・ミニのエステートタイプである「イノチェンティ・ミニ・t」であります。

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このように、イタリアでは英国式のようにライセンスプレートはリアバンパーと横並びでの配置の方法を取らずリアドアの左側にしました。しかも一本モノのリアバンパーを新たに設計するなど、ただの現地生産に留めずデザインには手を抜かないこういうイタリア人の気質は素晴しい。

イタリアにおいても横長のライセンスプレートのバージョンはあったはずですが、基本的にはスクエアタイプ(英国とは扱いが真逆)なので、プレートを擦らないための対策かと思われます。日本のものよりもさらに縦に長さがあるので、運転に気をつければ大丈夫とかいうレベルではなかったのでしょう。

ナンバープレートをリアドアに付けるやり方は、日本のものとサイズの近い北米などの方でもチラホラと見かけますが、日本ではどうでしょう。当時のディーラーである日英自動車やキャピタルがそうしなかったのですから、オーナーが疑問を挟む余地はなかったのかもしれません。移設するということはボディに新しい穴に空けますし、配線も延長するなど新たに考えなければなりません。

オースチンとモーリスの正規輸入が途絶えた時期に多く日本に輸入されたとされるイノチェンティ・ミニですが、もしも「イノチェンティ・ミニ・t」を並行輸入で入手してこの日本で乗っている方がいれば同じようにリアドア左側にナンバープレートをつけているのかもしれませんが、残念ながらワタシは現車をお見かけしたことはありません。

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さてこのような情報と考察をインプットしたワタシのアウトプットはどうなるか。この度、3年にも渡るボディワークのレストアをしたので、長年の不満を解消すべく、ナンバープレートはリアドアに移設します。それだけならわりと簡単なことですが、どうせならとイノチェンティのリアバンパーも取り寄せました。日本式ナンバープレートを撤去した空間に英国式ライセンスプレート一式を残すこともできましたが、ナンバー灯の重複はいただけませんし、機能が特にないパーツであまりゴテゴテと飾りたてるのは避けたいです。ただリアバッジはオリジナルのオースチンのままにしたいので、そうなるとリアドア左側の密度、ナンバープレートとバッジの関係性だけがちょっと心配です。Mk2でなくMk1ならバッジは右側なので悩まずに済むのですけれどね。また、お手本となるイノチェンティの資料がなく、配線の取り回しなど正規品を忠実に再現することはできませんから、ワタシの独断での作業となりますので上手く処理できるかどうかは疑問です。

そのあたり、仕上がり具合は次回以降につづきます。

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1969
Austin
Mini Countryman Mk-II

`97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

 
1986
RENAULT
4 GTL

`06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

 
1996
FIAT
Panda CLX

D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


1990
RENAULT
express GTD

`11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


1974
DAIHATSU
Solex 5000

前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

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2010
ABARTH
500 esseesse

旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


1971
Sabotage-soup
Suze(管理人)

「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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