本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

後部スライド窓(作業4日目)

IMG_0435
画像は地味ですが、両側後部のスライド窓が入りました。
これがなかなかの難作業。
日本家屋に住んでいればお馴染みの襖や障子のような造りでは、戸を上方の鴨居のほうにちょっと持ち上げれば下方の敷居の段差から解放されるので外すのも嵌めるのも簡単なのはみなさんご存知のことでしょう。
しかしながら、このミニのスライド窓に限らず、これが英国式ということなのか、スライド式ガラス戸の付いたキャビネットなどの家具であってもそのような仕組みにはなっておりません。戸や窓を取り外すときは下側の敷居部分は一連托生、まとめて同時に脱着する方式なのです。
ロアチャンネル交換は2度目でして、その時10年くらい前には悩むことも無かったのですが、近年入手した下チャンネル含め全チャンネルは裏面に糊の着いた接着タイプになったことでちょっと作業が難しくなりました。
『接着面の剥離紙を外すと糊のせいでボディ側に滑らせられない』のです。
フロントの場合では、ロックのためのクロムメッキのストリップも加わることで問題は発生しなかったのですが、リアにはそのような機構はなくロアチャンネルは剥き出しです。
ガラス窓2枚を乗せたロアチャンネルは重くなるので、サッと終わらせたい作業です。モタモタしているとガラス窓を落としそう。フロントはまだしもリアはなるべく独りではオススメしない作業です。
そこで、ワタシとショップ社長の共同作業で辿り着いた解決策は、
・リアロアチャンネル接着面に薄めた界面活性剤を塗りたくる。
でした。スモークシートなどを窓に貼るテクニックと同じです。
それから本作業でやるべきことはまだあります。
・各チャンネルの長さ調整はガラス窓抜きで念入りに(単独ではジャストサイズになっていますが、4本まとめて入れるとなると長すぎます。下側は必ず水受けとして機能させるべく可能な限りフルサイズにして仮装着、次に縦2本を仮装置、最後に上側を調整するといいでしょう。後方縦チャンネルと下チャンネルとの繋ぎ目の角度を合わせるための小カットも必要です。上側の繋ぎ目は手を抜いても問題ありませんが、理由は隠れてしまうからというより水と触れることがないからです。切断は目の細かいノコギリか鉄ヤスリで筋付けしてからのニッパーか金切鋏がいいでしょう)
・最後方の縦チャンネルはボディ形状に合わせて僅かに湾曲させる
・ロアチャンネルには水抜き用の穴を空ける(今回入手したフロントウィンドウの下チャンネルにはあらかじめ穴が空いていたが、リアウィンドウのには無かった。穴空けには素材を巻き込んでしまうドリルではなくポンチのようなものがいい。形状の修正には鉄ヤスリ使用)
・リアロアチャンネルは、両端には水を塞きとめる何かが必要(本作業は失念していました。今にして思えば切断で長さ調整するのでなく、折り返してしまえば一石二鳥だったかも。後日忘れずにに追加作業しますので、その時は別記事にて投稿します)

〈装着方法〉
  1. 上左右の3本のチャンネルを装着
  2. 下チャンネルにスライド窓2枚を乗せたまま、ボディ外側から窓を上チャンネルに差し込み持ち上げながら下チャンネルをボディに滑らせるように嵌め込み
  3. スライド窓の閉まり具合を確認。必要ならば各チャンネル位置や溝の間隙を調整

接着タイプになったことでアッパーチャンネルのネジ留めは省略できました。サイドも省略できたかもしれませんが、ちょっと心配だったのでこれはネジ留めしました。


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〈リアロアチャンネルの水抜き穴について〉
ウッドトリムを外したことのある方なら見かけたこともあるでしょう。ロアチャンネル下ボディ側には窪みがあります。ここはチャンネルに水を溜めないよう排出する部分ではないでしょうか。対応するウッドトリム側にも窪みがあって排水をスムーズにするようになっているように思えます。今回は入手したロアチャンネルをそのままにせず、排水用の穴をボディ窪みの位置に合わせ設けました。当時のオリジナルの個体がどうであるかは正直知りませんが、ボディ側の造作、実際の雨天時の排水問題のことから考察するに、ロアチャンネルにも排水用の穴があるべきなのではないか、という考えに至りました。オリジナルでも穴なんて空いてないよ。というならばそれはそれで構いません。それでボディ側の窪みの理由が謎のままとなってもいいでしょう。穴を空けたいのはロアチャンネルから室内側へ水が溢れていることを目撃したことのある自分だからそうしたいのです。加えて、自分の考えを申すならば、少なくとも木枠のほうのこの部分、窪み部分には間違ってもコーキングなどでボディとの隙間を埋め(シーリング)てしまってはいけないと思っています。
水やホコリの浸入はなるべく防ぐべきですが、それが100%完璧にできないのならば、浸入はある程度認めつつ、排出を積極的にして滞留しないように努めよう、というのがワタシの考えです。
この部分とシーリングについては、木枠再装着の時にも再度触れます。

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1969
Austin
Mini Countryman Mk-II

`97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

 
1986
RENAULT
4 GTL

`06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

 
1996
FIAT
Panda CLX

D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


1990
RENAULT
express GTD

`11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


1974
DAIHATSU
Solex 5000

前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

FullSizeRender
2010
ABARTH
500 esseesse

旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


1971
Sabotage-soup
Suze(管理人)

「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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