本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

センターメーターの距離計を改修

1280センターメーター 距離計が正しい距離を示すようにすべく、ウチのミッション換装されたカントリーマンにとって相応しいメーターに交換します。
 しかしただ単純に交換するよりも「46253.8」となっている距離数を、この12年でカントリーマンが相応しいメーターであれば刻んだであろう「52035.5」に合わせてから組み込もうと分解しました。異なるメーターごとにメーターケーブル回転数を変えている2種類の歯車をこの目で確認するのも目的です。

 メーターリングのカシメを曲げ戻したら前面ガラスを外し、次に裏の2本のマイナスネジを外せば背面カバーから機械本体を分離できます。それで歯車が現れました。
WormGear

  • "Worm gear"
    ミニのセンターメーターならどのタイプでも32歯で共通。右画像では赤色の歯車。反対側が偏心カムになっておりアームを介して次に紹介する歯車を歩度させる。

  • OdometerGear
  • "Odometer gear"
    この歯数を変える事で車種ごとに異なるメーターケーブル回転数を実走距離表示に反映させる。右画像では黄色の歯車。

  •  "Odometer gear"の歯数を数えてみると"44"。つまりこのメーターのタイプは"1408"(44×32)ということが判明。どうやら過去に改変されているらしい。ワタシが必要なのは"1280"(40×32)なので、これでは交換する意味が無い。

     こうなればもうひとつのストックの"1248"タイプも分解してみる。こちらのメーターは英国製ではあるもののSMITHS製ではないので、仕組みの研究および部品取り用にしかならないと考えている個体。これの"Odometer gear"の歯数は"39"であるはず。その確認だけするつもりでした。そしてまたもや盤面記載に裏切られました。歯数"40"の"Odometer gear"が入っていたのだ。しかしこれこそワタシが必要だったもの。

     メーターにしろミッションにしろ古いものには長い期間に何が施されているかは開けてみなければ判らないということか。こういうことが結果的に「スミスのメーターなんてアテにならない」という評価につながっているのかもしれない。これまでワタシはスミスのメーターは多くの方が言うほど悪いものではないとしてきたが、その理由は違えどあまり期待しないほうがいいみたいだ。これからセンターメーターをフリマやオクで入手しようかという方には残念な話となってしまった。

     作業はこの歯数"40"の"Odometer gear"を現在のメーターへ移植して"1280"に改造することで決着させた。盤面の記載は"1440"のままだが、内部に現在のTPMは記載しておいた。これは古時計の修理で文字盤の裏側に修理履歴を書いたりするのと同じ。後世へのメッセージである。いつの日かのカントリーマンかメーターを引き継いだ方がワタシと同じような目に遭わないで欲しいと願う。

    52035.5mile 歯車の移植と同時に「46253.8」を示している積算距離計を組み直して、これまでの走行距離とほぼ等しいであろう「52035.5」にもできた。
     軽く10kmほど iPhone3G & MotionX GPS Lite で確認しながら走行テストしたが距離計の示し具合は狙い通りになったようだ。これで日常の燃費ログやメンテの管理の際には、余計な換算をしないで済むようになった。しかし目論んでいたメーター全体での交換ではないので速度に関しては60mi/hでも53.3mi/h表示といった、今まで通り過小表示のままである。

     さらに余計な心配をするとすれば、メーターを交換したとはいえ機械式のメーターの限界から完璧ではないこと。距離数が増えれば増えるほど実際とは誤差が拡大していってしまうのだ。しかしそもそもタイヤの摩耗具合でも誤差がでるのだ。であるからして燃費ログやメンテの管理のためには大した問題ではないと考えることとする。

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    Comment

    やなぎ | 2009年03月09日 02:00
    お好きなんですね
    読んでいるだけでわくわくさせられます
    速度表示もギヤなんですかね
    でも時間が絡むからどうなっているんでしょ?
    Suze/管理人 | 2009年03月09日 05:13
    速度はギアのように直結ではなくて、磁石で金属円盤を離れながらに回転させています。
    検証していないのですが、ヒゲゼンマイのテンションと指針のウェイトのバランスで調整するっぽいです。
    やなぎ | 評価 5 | 2009年03月09日 20:37
    「磁石で金属円盤を離れながらに回転」
    「ヒゲゼンマイのテンションと指針のウェイトのバランス」
    想像がつきませんがゾクゾクしますね
    あ〜知りたい!
    Suze/管理人 | 2009年03月10日 08:56
    さては幼少期に目覚まし時計などを分解したことありますね?
    よしろう | 2009年03月20日 12:27
    こんにちは、
    そうそう、スピードメーターってのはそんな感じ!
    半クラッチやトルコンが釣り合って登り坂の途中で止まってる感じににてるかも

    直結じゃないだけに誤差が出やすく、通常40−60kmでぴったりになっていて、それ以下は過小表示、上は過大表示です。
    特に100km以上は過大表示の割合が大きくなります。
    また走り込む程ヒゲゼンマイが弱って来て表示速度が上がります。
    ミニは分りませんが、キャトルだともともとギアが6%過大表示+ヒゲゼンマイのへたりで10万キロ走行で10%くらい、
    15万で15%、20万で20%くらい過大表示します。(100km/h以上で)
    つまり20万キロ走ったキャトルのメーター読み120kmで実測100〜105km程です。

    走り込めば走り込む程最高速度が上がる!
    いや、自動的に安全速度になっている?
    Suze/管理人 | 2009年03月20日 14:28
     経験で細かく誤差レベルを知る、よしろうsanてスゴい。

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    1969
    Austin
    Mini Countryman Mk-II

    `97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

     
    1986
    RENAULT
    4 GTL

    `06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

     
    1996
    FIAT
    Panda CLX

    D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


    1990
    RENAULT
    express GTD

    `11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


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    DAIHATSU
    Solex 5000

    前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

    FullSizeRender
    2010
    ABARTH
    500 esseesse

    旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


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    Suze(管理人)

    「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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