本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

実用レアパーツ(vol.4)

リバースランプスイッチリバースランプスイッチ2mini のバックランプスイッチです。ボルト形状で先端部分が押されると通電します。
対応車種はシフトチェンジ機構がロッドチェンジ以前。つまりダイレクトかリモート方式の車両です。
カントリーマン購入時には見つからず装着できなかったパーツです。
そろそろ終わりそうなカントリーマンの復活作業には大変重宝した"Haynes MINI 1969-91 Owners Workshop Manual 日本語版"でしたが、マニュアルの入手時から気になっていた一文がありました。
第6章:トランスミッション
 3.トランスミッション(初期型)の分解
〜前略〜
3.トランスミッションケース前部から、大型の六角プラグとワッシャーを外し、リバース・チェックプランジャーを取り出す。 注)六角プラグの代わりにバックアップライト・スイッチが取り付けられているモデルもある。
リバースチェック穴その六角プラグの場所とはミッションケースのオイルフィルターのちょっと陰になっているところ。(写真左:プラグは外した状態)プラグ+スプリング+プランジャー
六角プラグを外すとスプリングを介して入っているのが「リバース・チェックプランジャー」。パーツリスト等では'Reverse detent plunger'と表記されているものです。(写真右:一番下のパーツ)
その穴の奥にあるのはチェンジレバーの軸となる 'Change speed gate'
どちらも先端は角度45°で角が落とされています。シフトレバーを軽く右に寄せると当たる感触があるのは、その角同士が接触している状態。わずかに抵抗を与えてシフトの誤操作を防いでいるわけです。
シフトを最も右に寄せた時には、スプリングによってテンションをかけられた'Reverse detent plunger'が'Change speed gate'に押し上げられ、軸上を乗り上げた状態にあります。その移動量たるや、わずか1.5mm。ちなみに更にシフトを手許に引き寄せリバースギアに入れると、軸には回転運動が伝わるのでプランジャーの位置には変化はありません。

今でこそ自分の言葉で説明ができるようになりましたが、スイッチを入手できた一昨年には'Reverse detent plunger'周辺の構造を理解しておらず、ただ六角プラグの代わりにねじ込んだだけでした。結果はシフト操作に関係なく常時点灯してしまい失敗でした。
対策方法もわからず装着をあきらめて今日までマニュアルスイッチでしのいできましたが、ミッションオーバーホールを経験し構造を理解できたのでこの度再挑戦しました。

スプリングもしやなにか他に必要なパーツがあるのかとパーツリストで探してみると「リバースライトプランジャー22G351」というものが載っていました。取り寄せようとしましたが、どうも現物は欠品らしく入手できません。仕方ないのでワタシの思いついた対処療法を施すしかありません。
改めて検証すると以前の失敗はスプリングがスイッチを押しっぱなしにしてしまっていたためでした。これをスイッチ部分と干渉しないようにしないような径の太いスプリングに交換します。長さはシフトフィールが大きく変わらないように元のスプリングと同じ巻き数12に合わせました。
そして肝心のスイッチのオンオフをするのにスイッチ〜プランジャー間には別の何かが必要です。
撹拌棒プランジャー+ゲタスイッチ〜プランジャー間の空間は12.5mm。スイッチ側の「あそび」はほとんど無いに等しいので、ここに採寸どおりの長さの棒状のものを介在させてスイッチを押せるようにします。何かの金属棒でもいいのかもしれませんが、スイッチ側のアルミを傷めたくなかったのでワタシが選んだ素材はポリプロピレン。耐熱性、耐油性、耐圧縮性、耐摩耗性も兼ね備えています。スプリングの内径に収まるちょうどいい太さのポリプロピレンの棒はホームセンターで見つけたエポキシ樹脂用の撹拌棒。これをノコで長さを19mmにカット、5.5mm径のドリルで深さ6.5mmの穴あけ加工してキャップ状にし、プランジャーにかぶせ一体となるようにしました。
スイッチ+代替スプリング+プランジャーリバースランプスイッチ装着全てのパーツをプラグホールに装着。採寸どおりに加工できていれば通常はプランジャーにかぶせたポリキャップがスイッチに接触はしているものの通電させるのは至っていない状態。シフトレバーの右寄せでプランジャーが1.5mm上昇してスイッチを押すはずです。配線は2本まとめてコイル等の配線に寄り添わせてヒューズボックスの4番(アクセサリー電源)にまず1本接続。残りはメーター裏から室内に入り、元のスイッチに付いていたリバースランプとの線に接続して完成。
リバースランプ点灯ギアが入っていなくてもレバーを右に寄せれば点灯なので点検も1人でできます。試験してみると無事点灯。
これで面倒だったスイッチ操作から解放されました。
スイッチを付けていたダッシュボード下にもスペースが空いたのでETC本体の設置場所も確保できました。v(^ ^ )♪

注)現在一部のミニのショップで入手できるスイッチとは先端形状が違うようです。形状が異なる場合は本記事はあまり参考にしないでください。

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Comment

Teru | URL | 2007年10月22日 20:53
これは、MINI freak SHOWの時に話されていた部品ですね!
無事に装着完了ですね
そういえば、新しいMINI freak誌発売されていますね。
今回は2カ所も!ですね。
一緒に我が家のカントリーも写っていました
Suze | URL | 2007年10月22日 21:53
 MINI freakへの自分の姿の露出はちょっと恥ずかしいですが、持ち込んだ品に興味をもってもらえたことはやはりウレシいですね。
 それもこれもTeruさんのお蔭ですよ。

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1969
Austin
Mini Countryman Mk-II

`97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

 
1986
RENAULT
4 GTL

`06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

 
1996
FIAT
Panda CLX

D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


1990
RENAULT
express GTD

`11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


1974
DAIHATSU
Solex 5000

前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

FullSizeRender
2010
ABARTH
500 esseesse

旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


1971
Sabotage-soup
Suze(管理人)

「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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