本日のスープ

Various tasteful things becomes spice of life.

新・SMITHSセンターメーター孝(前編)

「続」「新」と昭和の映画のようなタイトルの付け方でつないでおります今年2007年の4月から続けている研究の最新報告です。
ミニのセンターメーターのバリエーションパターンの1つである最終減速比での違いを調査し、メーター上に記されたメーターケーブル回転数の意味を知る事で 速度と積算距離の表示の正確さを確認または追求しようと言うのが、本来の目的でした。
この度の追跡調査でかなり有用な資料を発見しま した。

まずは、疑問だったメーターケーブル回転数が
・「1440」=32×45
・「1408」=32×44
・「1376」=32×43
・ 「1280」=32×40
・「1248」=32×39 と、32の倍数である理由が判明しました。
メーターを分解すれば判ったことなのでしょう が、これはメーター内の2つの歯車の組み合わせが理由でした。

ウォームギアオドメーターギア32歯で固定なのは"Worm gear"と呼ばれるもの。高速で回るケーブル回転を減速させるための歯車である。(参考画像左:ケーブル接続部左右の歯車。miniのと同じSMITHS製ですが別車両のメーターなのでトリップメーター付き。そのため歯車が2つある。)
そ してもうひとつの"Odometer gear"(参考画像右:オドメーターの端の歯車)。ここの歯数を変える事で車種ごとに異なるメーターケーブル回転数を実走距離表示に反映させています。

更にメーターのバリエーション全て?が列記された資料を発見しましたので、検索し易いように再編したリストを転載いたします。

資料によるとセンターメーターの種類総数は88。実物と照らし合わせた ワケでは無いのでこれで完璧だとは断言できませんが研究は多いに前進いたしました。リストの利用次第ではレストアや交換に役立つと思います。

リストは7種類ありますが、容量オーバーのため前後編に分けさせていただきます。
まずは から。

  • Saloon,Traveller,Van and Pick Up, 1959-67(Mk-I 3.76:1 Final Drive Ratio)
  • Saloon,Traveller,Van and Pick Up, 1967-85(Mk-II〜)

  • 表では英国のサイトに習って、メーターケーブル回転数は "Turns Per Mile"として"TPM"と表記しました。
    以前の記事では、
    「1408」や「1280」がmile表示のメーターで60mile/h、km表示のメーターでは60km/h時の1分間のメー ターケーブル回転数を示す…
    と説明いたしましたが、1分間=1/60時間なので先の表現は「mile表示のメーター では1mileあたり、km表示のメーターでは1kmあたりのメーターケーブル回転数」とも言い換える事ができます。求める数字は同じですが、むしろ条件 がスピードと時間の2つではなく移動距離の1つだけですので、こちらの表現に改めさせていただきます。

    表に空欄部分があるのは資料には記載が無かった為です。ここは判明次第すこしづつ補完していこうと考えております。

    注釈)メーターはいわゆる「うずまきタイプ」
    シリアルナンバーの印字位置は積算距離計の上方"SMITHS"ロゴ左
    メーターケーブル回転数の印字位置は"SMITHS"ロゴ右
    "SP41 tyres"は当時のオプションでした
    Part No. TPM盤面色時速表示単位
    採用Model
    SN4409/00
    1408
    silver
    MPH
    1959-61 Austin
    SN4409/01 880 silver KPH 1959-61
    SN4410/00
    1408 silver MPH 1959-62 Morris
    1961-62 Austin
    SN4410/01
    880
    silver KPH 1959-61 Morris
    SN4409/04 880 silver
    KPH
    1961 Austin
    SN4410/04 880 silver
    KPH
    1961-62
    SN4409/10 1408 black MPH
    1961-62 Super
    SN4409/11 880 black KPH
    1961-62 Super
    SN4479/10
    1408
    black
    MPH
    1962-63 Super
    SN4479/11
    880
    black KPH 1962-63 Super
    SN4480/00
    1408
    silver MPH
    1962-64
    SN4480/04
    880
    silver
    KPH
    1962-64
    SN4479/36 1408 black
    MPH
    1963-64 Super
    SN4479/37 880 black
    KPH
    1963-64 Super
    SN4417/00
    1376
    black
    MPH
    1964-67
    SN4417/01
    860
    black
    KPH
    1964-67
    SN4417/40
    1408 black
    MPH
    1966-67
    with SP41 tyres
    SN4417/41
    880 black
    KPH
    1966-67 
    with SP41 tyres
    ▲リストタイトル▲

    注釈)  Mk-IIから盤面デザインが簡素になり、
      シリアルナンバーの印字位置は積算距離計の下方左
    メーターケーブル回転数の印字位置は下方右 に変わる
    Part No. TPM盤面色時速表示単位
    採用Model
    最終減速比 
    SN4421/00 1280
    black MPH 1967-75.
    850 Super Deluxe
    and 1000 saloon
      MT
    3.44
    SN4421/01
    800
    black KPH 1967-75.
      850 Super Deluxe
     and 1000 saloon
      MT
    3.44
    SN4421/04
    1440
    black MPH
    1967-75.
    850 and 1000
      AT
    3.27
    SN4421/05
    900
    black KPH
    1967-75.
    850 and 1000
      AT
    3.27
    SN4421/12
    1408
    black MPH 1967-75.
    850 std.
    and 1000 Traveller
      MT
    3.76
    SN4421/13
    880
    black KPH 1967-75.
    850 std.
    and 1000 Traveller
      MT
    3.76
    SN4421/00SA
    1248
    black MPH
    1976-80 1000 MT
    3.44
    SN4421/01SA
    780
    black KPH 1976-80. 1000 MT 3.44
    SN4421/60SA
    1248
    magnolia
    MPH
    1976-80. 1000 MT 3.44
    SN4421/61SA
    780
    magnolia KPH 1976-80. 1000 MT 
    3.44
    SN4421/115SA1376
    black MPH 1976-80
    850 MT
    and 1000 AT 

    SN4421/116SA 860
    black KPH 1976-80. 850 MT
     and 1000 AT
    SN4421/02SA

    black MPH
    1980-85. 1000
     MT and AT

    SN4421/03SA 
    black KPH 1980-85. 1000
     MT and AT

    SN4421/117SA
    black MPH 1980-85. 850 MT

    SN4421/118SA

    black KPH 1980-85. 850 MT
    "magnolia"とはベージュのような色。
    ▲リストタイトル▲
    上記リストでは異なる「最終減速比」が混在している と思われます。ここの空欄も判明次第に補完していきたい。
    それから以前コメントにて情報をいただいていた
    Part No. TPM盤面色時速表示単位
    採用Model
    SN4619/00
    1376
    black MPH 
    と符合するものも見つかりませんでした。
    盤面が「渦巻き状」であること、 TPMが「1376」であることから、1959-67(Mk-I 3.76:1 Final Drive Ratio)であることは想像できるのですが細かい事は不明につき追って調査しようと思います。
    それでは残りのリストは Cooper 編 に続きます。

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    1969
    Austin
    Mini Countryman Mk-II

    `97に英国より輸入し登録、以来所持続けている我が愛車。これが手持ちで一番のお気に入りの『古道具』である。ただいまいくつかの課題をこなしながら何度目かのリフレッシュ中。2009年より”モーリス・トラヴェラー”仕様にして楽しんでおります。

     
    1986
    RENAULT
    4 GTL

    `06年4月に購入。使い古しが似合うブルージーンズのような『古道具』。`08年5月までリフレッシュ中のカントリーマンの代役を務めてくれました。また乗りたいクルマ。

     
    1996
    FIAT
    Panda CLX

    D車を新車で購入した妻と一緒にこちらにやってきました。当時は旧車ではありませんでしたが古道具を経てそろそろそう呼べる域には達しているかも。高年式さ故にミニのバックアップ的存在でしたが積載能力を求めた結果、`11年6月にルノー・エクスプレスにその役をバトンタッチしました。機会があれば今度は Panda 45 を手に入れたいです。


    1990
    RENAULT
    express GTD

    `11年6月に購入。道具を積んで移動するための『古道具』。カントリーマン以上の活躍をする場面もありながらトラブルという名のイベントを発生させることも得意の様子。


    1974
    DAIHATSU
    Solex 5000

    前輪駆動によるモペッド。`04に購入。本国フランス仕様とはちょっと異なるコンパクトな日本仕様。気軽に遊ぶ『古道具』であるが、登場機会は全くと言っていいほど無い。

    FullSizeRender
    2010
    ABARTH
    500 esseesse

    旧車予備軍になる得ると予感して購入。なんて、本当はエアコンが効いて走ることが楽しそうなのが欲しかっただけ?。とりあえずカントリーマン不在の心の穴を埋めてくれています。


    1971
    Sabotage-soup
    Suze(管理人)

    「古道具や旧車など古いものを活かして生きる」をコンセプトとしてサボタージュ・スープと名付けて活動していますスーズと名乗る者です。日替りのチープシックだけど味わい深いごった煮をどうぞご賞味あれ。
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